Web会議に適した防音環境の作り方

人々の移動時間を減らし、経費の削減とビジネスの効率化アップに大きく寄与するWeb会議は、テレワークの普及もあり近年急速に浸透しています。しかし一方で、Web会議に伴って発生する「音」の問題に悩む企業も増えているようです。この記事では、Web会議で発生する「音」に関する問題点と、それを解決するための防音環境の作り方を説明します。

Web会議の環境整備が重要に

もともと伸びていたWeb会議への需要ですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のための人的接触の回避という観点が加わったことで、この1~2年さらに加速しています。

しかし、急速に伸びるWeb会議の需要に対し、Web会議に適した防音環境の整備が追いついておらず、Web会議を阻害する様々な音の問題に悩む企業が増えています。快適なWeb会議環境の構築は、ますます重要でかつ急務になっているといえるでしょう。

Web会議の増加に伴う音の問題

Web会議の増加に伴う音の問題は、大きく分けて2つの側面があります。

外部からの雑音問題

Web会議中には、マイクが様々な雑音を拾ってしまうことがあります。執務スペースからの他者の話し声やキーボードを打つ音、エアコンやパソコンのファン、コピー機などの機械音、車の走行音をはじめとする外部からの騒音など、オフィスではとても多様な雑音が発生しており、それらがWeb会議を阻害する要因となってしまいます。

また、壁に音を反響しやすい素材が使われている場合は、「ハウリング」という現象で不快な「キーン」という音が発生することもあります。

こうした雑音はWeb会議の参加者の集中力を下げ、ストレスの原因となります。また、会議の重要な内容が聴き取れず、ミスにつながることも懸念されます。さらに、社内だけでなく取引先の相手にもイライラとした不快感を与えかねず、ビジネスに悪影響を及ぼしかねません。

たかが雑音、と思いがちですが、放置しておくと色々なリスクにつながる可能性があります。

外部への音漏れ問題

Web会議に伴う音の問題は、マイクに取り込まれる雑音に目が行きがちですが、実は逆に外部に音が漏れることも深刻な問題です。

Web会議をしている声が外に漏れると、オフィス内の他の従業員にとってはそれが雑音となり、彼らの業務を阻害します。また、同時に行われている異なるWeb会議の音声が、互いに雑音となっていることもあります。

会議の内容によっては、音漏れによって情報や機密が漏洩し、自社の信頼低下やコンプライアンス上の問題につながることも考えられます。特に、自席や簡易なパーテーションで区切っただけのスペースでWeb会議を行う際には注意が必要です。

Web会議に適した防音環境の作り方

Web会議を阻害する雑音が入ってくることを防ぎつつ、会議する側の音漏れも防ぐためには、設備面で防音環境を整える必要があります。Web会議に適した防音環境の作り方には、執務フロアの環境や予算に応じて、以下に挙げるようないくつかの方法があります。

壁や床の防音工事を行う

防音効果が高いのは、既存の会議室等の壁・床・天井・窓などに工事を施し、本格的な防音室にリフォームする方法です。また、組み立て式のユニットタイプであれば、費用を抑えた簡易的な工事で対応できます。

壁・床・天井・窓などに防音シートやフィルムを貼ったりする方法も考えられますが、環境によっては防音の効果を感じにくい可能性もあります。手軽な方法ではありますが、本格的に防音対策に取り組むのであれば、リフォーム工事を検討することをおすすめします。

個室のWeb会議ブースを作る

遮音性の高い小さな箱型のWeb会議ブースを、オフィス内の空きスペースに設置する方法です。1人用~4人用くらいまでサイズも様々です。

組み立てや解体、移動が容易で費用も抑えられるため、まずは早急に防音スペースを取り入れたい、または小さくてもいいから複数の防音スペースが欲しい、というような場合におすすめの方法です。

遮音・吸音素材のパーテーションを立てる

より手軽な方法として、自席や会議スペースを、パーテーションを立てて囲うという方法もあります。パーテーションを立てても防音効果を感じないという方もいるようですが、優れた吸音素材のパーテーションであれば、一定の防音効果やハウリング防止効果が期待できます。

デスクまわり、チェアを含めて全体を囲うことが理想的ですが、個人のデスクの上にそれぞれ囲いを置くだけでも、周囲への音の伝わり方に変化があるでしょう。

ここまで挙げたような防音環境の整った設備は、Web会議に最適なだけでなく、集中して作業したいときのスペースとしても活用できるので、仕事の効率アップに一石二鳥と注目されています。

Web会議のための防音環境整備は、今後ますます重要なものになると予想されます。しっかりとした防音対策にはある程度の費用がかかりますが、ビジネスの成果を上げるための先行投資ともいえます。会議室や個室ブースの防音工事をご検討の場合は、ぜひ高橋建設株式会社にご相談ください。
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